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世界の段原紙・パルプ増産情報

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  ■ 世界の段原紙・パルプ増産情報

2021年5月25日

 中国

玖龍社は米国子会社の米国メーン州old Town工場にて古紙パルプラインの稼働を開始した。日産200tの再生パルプラインで20人を新規雇用する。今年第三四半期にはフル稼働までもっていく予定としている。同工場は1860年に製材所として設立され、2015年に閉鎖されていた。玖龍社はCVGの子会社であるOTM Holdingsから2018年10月に工場を買収し、2019年8月に年産27万㌧のUKPラインを稼働させている。 玖龍社は北米に再生パルプ工場を4か所所有しており、総生産量は110万㌧。21年末までに140万㌧まで生産量を引き上げる計画を発表している。

東莞建輝紙業は広東省東莞工場に於いて、追加のパルプラインを建設する許可を取り付けた事を発表した。1月に申請を出していたが、環境対策に対する影響と対策に関する資料が不足しており、差戻されていた。追加設備は20万㌧のTMPラインを2基導入する予定となっており、ユーカリ及びアカシアチップを原料に製造する。同社の東莞工場はすでに367万㌧の製造環境許可を申請取得しており、4年間で247億人民元(4200億円)を投資する。

理文社は理文社江西省久江工場及び広東省東莞工場に於いて、34万㌧のSCPパルプラインを増設する事を発表した。パルプマシンはオーストリアの機械設備企業であるANDRITZ社製。生産能力は日産1000㌧で、ユーカリの木材チップを原料に、半化学パルプを製造し、板紙の原料として利用する。2022年の稼働を予定している。東莞工場は6基の製紙ラインで年産260万㌧、九江工場は2基で72万㌧の紙器及び段原紙の生産能力がある。パルプラインを提供するANDRITZ社は理文社マレーシア工場や玖龍社を始めその他中国製紙企業とも設備供給契約を結んでいる。

 ベトナム

ベトナムのローカル製紙企業のMiza社は首都ハノイ南東200kmに位置するNghi Son(ギソン)工場で12万マシンを稼働した。中華系メーカーの華中科技製のマシンでマシン幅4800mm、抄速450m、テストライナーと中芯を製造し生産能力は82,500㌧/年。同工場は2020年の稼働する予定であったが、新型肺炎の影響でマシンの船積みとエンジニアの入国が遅れ、稼働が延期となっていた。

 ブラジル

ブラジルのパルプ・製紙一貫企業であるSuzano社は2300万㌦を投じマットグロッソ・ド・スル州にパルプ工場を新設する事を発表した。生産能力はユーカリパルプ230万㌧/年間、2024年初旬の稼働を予定している。同社はラテンアメリカ最大、世界では第2位のユーカリパルプ生産企業で、60国に拠点を持ち南米外販パルプ市場ではマーケットリーダーと言われる存在だ。

 カナダ

カナダのパルプ・製紙一貫企業であるPaper Excellence社は米国に本社を置くDomtar社を30億㌦で買収する事を発表した。買収には1株あたり55㌦、5月3日の終値より37%のプレミアムを上乗せし発行済株式を主六する。株式の譲渡は規制当局の審査の後21年下半期に完了する予定。Domstar社はバージンベースの紙、パルプ、不織布を製造する総合企業で、世界50か国に拠点を持ち6400人以上を雇用している。

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